1が正解です。基礎律動は、背景脳波とも呼ばれ、広い範囲で持続的に見られるものです。なお、α波の周波数範囲のとり方は、やや前後することがありますので、注意してください。
2は、基礎律動ではありません。てんかんの診断手がかりとして重要で、とげのように細くとがったかたちから、こう呼ばれます。
3も、基礎律動ではありません。睡眠段階2の判断手がかりとして使われ、断続的に周波数が高くなる範囲のかたちを紡錘に見たてて、こう呼ばれます。
4は、脳波にはありません。地震をイメージする人が多いと思いますが、心電図にもP波があり、心房の興奮と対応します。