出題解説

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問20 アラームシーツ法の条件づけ

1、睡眠時間は、青年期に向けてどんどん短くなりますが、老齢になるとまた長くなっていく傾向があります。また、全体的に周期が前進し、早寝早起きとなります。総務省の平成23年社会生活基本調査の「生活時間に関する結果」では、年齢階級別でみると45~49歳で、男女とも最も睡眠時間が短くなっています。ちなみに、女性のほうが睡眠時間は短い傾向があり、中年期では特に顕著です。それでも、25~29歳でのみ、男女の逆転があります。第15回精神保健福祉士国家試験でここが突かれていて、悪問だと思った人も多かったと思います。

2、満腹時にはレプチンの分泌が増え、オレキシンが減って、眠気におそわれやすくなります。

3が正解です。アラームシーツ法は、夜尿アラーム療法とも呼ばれ、水分センサーがおねしょを検知するとアラーム音が鳴る装置を使います。おねしょの直前の、尿がたまった感覚を条件刺激、目を覚ます反応を条件反応とするようなレスポンデント条件づけで、おねしょの前に起きるように学習させます。

4、入眠困難とは、眠りたいのになかなか寝つけないことを指します。いったん眠りについて、不必要に早く目が覚めて、また眠ってもまた覚めてしまうのは中途覚醒、不必要に早く目覚めてからはもう寝つけないのが早朝覚醒です。